将棋備忘録

殴り書きの備忘録なので、読みづらい点はどうかご容赦を!

2021年11月のブログ記事

  • 蘇った菊水矢倉(相居飛車ミレニアム囲い)

    菊水矢倉の優秀性 菊水矢倉は昭和20年代に「日本一の攻め」と称された高島一岐代が考案し、出身地河内八尾の偉人・楠木正成の家紋「菊水」にちなんで命名した。 アマチュアでは鈴木英春さん、女流では矢内理絵子女流五段などが使い手。 ▲8九(△2一)玉型は、角筋を避けていることが一番の長所。 居飛車振り飛車... 続きをみる

  • 【コンピュータ将棋】電竜戦

    DL勢の躍進~第二回電竜戦 今までコンピュータソフト同士の対局はどこか異世界の出来事のように思っていたが、youtube実況で電竜戦を見て、考えが変わった。 人間同士の将棋を日本野球(NPB)に譬えると、ソフト同士の将棋は、メジャー野球(MPB)だ。 棋神同士の戦いは、面白い。 第二回電竜戦で連覇... 続きをみる

  • ソウタの棋(その2)~初タイトル獲得

    最年少タイトル獲得(棋聖戦) 屋敷九段の持つ最年少タイトル挑戦の記録を塗り替え、渡辺明棋聖に挑戦。 そして誕生日を3日後に控えた今日。藤井聡太七段が、棋史に新たなページを刻んだ。 初タイトル獲得おめでとうございます。 二冠に(王位戦) 第四局 相掛かり 最年長でタイトル獲得した木村王位に挑戦。 受... 続きをみる

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  • 【メモ】

    時事 少子化じゃない、少親化だ。(養老孟司) 脳は楽をしたがる。(養老孟司)・・・結論を急がない 「獣医が増えすぎて困るから獣医学部新設を制限する」という理屈なら、弁護士が増えて困るから法学部新設を制限するか?(高橋洋一) 日本は、議院内閣制でなく官僚内閣制(飯尾潤) 中国の台湾侵攻は6年以内(2... 続きをみる

  • ソウタの棋(その3)~竜王獲得、四冠王へ

    最強の敵 豊島将之 第91期棋聖戦第二局、ソウタの△3一銀は、棋界を震撼させた。 攻め駒に必要そうな銀を自陣の守りだけに打つのは抵抗がある。 数多のプロ棋士の中で△3一銀が指せるのは唯一人。 「コイツにはかなわない」と、改めてソウタの実力を認めたのだ。 渡辺名人自身も「訳も分からないうちに不利にな... 続きをみる

  • 本当に必要な貧困対策は何か?

    もう誰も騙されない ありがたい話だ。 政治家が、お金を18歳以下の国民に「差し上げ」てくれる。 ところでそのお金って誰のお金なの? 私たちが納めた税金? 政治家は、自分の金だと思っているの? 岸田首相の「分配」の正体ってこういうことなの? コロナ禍で事業者は闇金から金を借りてその日を凌ぐしかない状... 続きをみる

  • 【早石田・立石流】定跡と実戦

    升田九段の名角(その1)▲9六角 後手△5二金左型 初手からの指し手 ▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △6二銀 ▲7八飛 △6四歩  ▲4八玉 △6三銀 ▲3八玉 △8四歩 ▲2八玉 △8五歩  ▲3八銀 △4二玉 ▲7六飛 △8八角成 ▲同 銀 △3二銀  ▲7七桂 △5二金右(図) 初手▲5六歩... 続きをみる

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  • 【minor戦法】筋違い角戦法

    頂点で戦われた筋違い角 実力制初代名人・木村義雄 最後の切り札 筋違い角戦法は、先手の得を放棄したB級戦法と言われ、ソフトの評価値も低い。 しかし、かつてはプロの頂点の将棋で主役を演じたことがあった。 無双を誇った実力制初代名人、木村義雄。 名人位が世襲制から実力制に変わってから第1期~第5期まで... 続きをみる

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