角換わりの三すくみ関係 角換わりの定跡書では、「腰掛け銀」「早繰り銀」「棒銀」の三すくみ関係が解説されている。 「腰掛け銀」は、「早繰り銀」に強いが「棒銀」に弱い。 「棒銀」は、「腰掛け銀」に強いが「早繰り銀」に弱い。 「早繰り銀」は、「棒銀」に強いが「腰掛け銀」に弱い。 その中で、「棒銀」は「腰... 続きをみる
2021年9月のブログ記事
-
-
「玉は囲うもの」という常識は、角換わりでは・・・ 新型(▲4八金+2九飛)と旧型(△5二金)の大きな違いは、桂馬の安定度。 したがって先手は▲7五歩を絡めて攻める。 図からの指し手 ▲3五歩 △同 歩 ▲4五桂 △4二銀 ▲6六角 △4四角 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 最初の▲3五歩に△4四歩... 続きをみる
-
鎖鎌銀戦法とは 「剣聖」宮本武蔵が戦った相手の中で、鎖鎌の使い手、宍戸梅軒は印象深い。 鎖鎌は、宍戸梅軒が考案した武器で、殺傷能力が高そうだ。 その鎖鎌の名のついた戦法がある。 下図がそうだ。 6三にいた銀が、5四に腰掛けるのでなく、△7四銀と出たのだ。 鎖鎌銀戦法の名付け親は、故加藤治郎九段。 ... 続きをみる
-
相矢倉は終わった 先手に苦労が多い 矢倉の5手目が▲6六歩か▲7七銀かという「矢倉5手目問題」について、以前は▲6八銀のままの方が中央に手厚く後手からの急戦に対応しやすいと考えられていたが、現在は、▲6六歩は6五が争点になって危険なので▲7七銀がほとんどだ。 つまり、お互いが三枚の金銀で囲い合う「... 続きをみる
-
木村秀利アマの得意戦法 最近、雁木に代わる後手番の作戦として良く見かけるようになった。 どこが発祥地かわからないが、アマチュア強豪の木村秀利さんの得意戦法。 木村さんは「かなきち将棋道場」というチャンネルを持つyoutuberで、ネット対局をupしただけのつまらないyoutubeが多い中、木村さん... 続きをみる
-
先手早繰り銀 最近見直された指し方 初手からの指し手 ▲2六歩 △3四歩 ▲2五歩 △3三角 ▲7六歩 △2二銀(△4二銀) ▲4八銀 △3二金 ▲3六歩 △8四歩 ▲3七銀 △8五歩 ▲7八金 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲6九玉 飛車先を早く決めるのは最近見直された指し方。 途中の▲4八銀で... 続きをみる
-
ソウタの▲3七銀 浮き飛車か引き飛車か 続きをみる
-
相掛かりが流行する理由は? 将棋の初手は、▲7六歩か▲2六歩か? 最近のプロ将棋は、AIの影響で▲2六歩が多い。 二手目も△8四歩。 振り飛車なんか論外だ。 ▲7六歩や△3四歩の評価が低いのは、突いた歩を狙われるということか? 実際、玉一枚で指導する時、角道を開けてくれないと指し手に困る。 相掛か... 続きをみる
-
永瀬二冠との挑戦者決定戦~初のタイトル挑戦 挑戦者決定戦の相手は、AbemaTV「炎の七番勝負」で唯一人ソウタに勝った「軍曹」永瀬二冠。 永瀬二冠は、以前からVSで、藤井七段の弱点を知っている。 振り駒で先手を得た永瀬二冠は、自分の得意な矢倉戦法でなく、相手の苦手な相掛かり戦法を選択した。 下図と... 続きをみる