対銀冠穴熊 地下鉄飛車と呼ばれる下段飛車はAIによって評価されるようになった。 振り飛車においても美濃に組むより地下鉄飛車を目指す方が有効かもしれない。 初手からの指し手 開始日時:2021/08/10 12:01:58 先手: 牧野 光則 後手: 井出 隼平 ▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四... 続きをみる
2021年8月のブログ記事
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狙いの▲3三歩 塚田vs及川 まず相掛かり▲3七桂型の基本的な狙いから さりげなく▲1六歩と△1四歩を交換するのがポイント。 ▲2四飛と走った時の△1五角を消しながら将来の端攻めを目論んでいる。 先手の塚田泰明九段は、△4四角のラインと横歩取りを防ぐため、▲3五歩と突き捨てて▲3七桂と跳ねた。 相... 続きをみる
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二つの雁木 "雁木"は階段状の建築物がもともとの意味だった 江戸時代に檜垣是安が考案した雁木は"対振りの矢倉早囲い+引き角"の構えであり、現在の雪よけ屋根を模したとされる"雁木囲い"は戦前に木村義雄名人が高勝率を挙げた"木村不敗の陣立"が元ネタ。(google先生による) 矢倉引き角(旧型雁木)が... 続きをみる
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【minor戦法】嬉野流「穴熊にこもっているだけじゃ見えない世界がある。」
アマチュア発祥の戦法が升田賞に 将棋は記憶ゲームじゃない。 ・・・将棋には無限の可能性がある。自分さえ納得していれば何を指してもいい。もし負けたとしてもすべて自分の責任。それが将棋のいいところ。 (嬉野宏明さん) 嬉野流(うれしのりゅう)は将棋の戦法の一つ。アマ強豪の嬉野宏明が開発し、元奨励会三段... 続きをみる
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新型角換わりの天敵か? 角換わり最新形の一段飛車+4八金型に対して、シンプルな速攻で優位に立とうと、2016年頃からアマ大会で大流行したのが後手早繰り銀戦法。 先手の望む相腰掛け銀の戦型を外し、自分の土俵で戦うことができる有力な作戦だ。 プロのタイトル戦においても中村七段の鋭手△3五歩によって脚光... 続きをみる
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右銀急戦 船江が新発想の▲3一飛~▲3四歩で快勝 船江vs都成(王将戦)から取材。 下図の局面は、先手の船江が▲7七角と途中休憩したため一手損になっている。 手損の意図は不明だが、5五の銀は好位置なので先手が成功といわれていた形。 昔、塚田泰明九段が得意としていた。 △2五銀では、△2七角という... 続きをみる
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目覚めて珈琲を入れると、猫の鳴き声のようなメーカーの音がする。 「あなたは、ネコ派?イヌ派?」 私は間違いなくネコ派だ。 距離感がいい。 たまに家から出ていくが、必ず戻ってきて甘える。 旦那さんはイヌ派だ。 自由に歩いていくのなら ひとりがいい そのくせ今夜も ひとの戸口で眠る 中島みゆき「友情」... 続きをみる