▲6六銀(△4四銀)型 横山友紀新四段の四間飛車 振り飛車に対するAI評価値の低さにもかかわらず、ノーマル四間飛車党の横山友紀新四段が誕生した。 四間飛車がいい戦法でなければ厳しい三段リーグを勝ち抜けない。 AIの低評価には懐疑的だ。 四段になってからの対冨田誠也戦(竜王戦)を調べると、途中での評... 続きをみる
2020年8月のブログ記事
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名人戦で現れた青野流 図の△2六歩が目新しい手。 それまで△7六飛(長岡新手)▲7七角を入れてから△2六歩と垂らす順が定跡とされていた。そこから▲3八銀と受けて先手の勝率が良かったが、さらに受けずに▲8四飛でも先手が指せることが発見され、長く後手の課題となっていた。 このタイミングの△2六歩(図)... 続きをみる
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「角換わり」でのポンポン桂 浦野八段vs藤井四段 図は、藤井聡太29連勝した中の3勝目の将棋。 7一の銀が飛車に紐をつけて堅い。 48手という短手数で勝利! 新時代の到来を告げる桂跳ねだ。 斎藤七段vs郷田九段 角換わりの序盤が変わった。 駒の働きが良いと、今まで当たり前に指されていた△4二銀型が... 続きをみる
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スペシャリストが多い「一手損角換わり戦法」 柔軟な発想 「一手損角換わり戦法」は、昔、伝説の阪田三吉が指した棋譜も残っているが、「不倒流」淡路仁成九段が試み、「新手メーカー」青野照市九段が佐藤康光とのA級順位戦で採用してから相居飛車後手番の有力戦法のひとつとして認められるようになった。 先手番での... 続きをみる
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【対振り飛車】急戦(その3)として右四間飛車戦法を採り上げるが、持久戦の変化を含むことをお断りしておく。 要望が多いのか、右四間飛車の本を良く見かける。 最初に右四間飛車戦法に注目したのは、打倒大山に執念を燃やした故山田道美九段。 数多の本がある中、名著『現代将棋の急所』の果たした功績は大きい。 ... 続きをみる