将棋備忘録

殴り書きの備忘録なので、読みづらい点はどうかご容赦を!

2020年7月のブログ記事

  • 【詰将棋】詰め上がりを予想すると

    失敗学 実戦は詰むようにできていない 気持ちの良い筋が閃くと、ついつい誘惑に負けて・・・ 終盤の基本は、「読み」 駒を取らない応手を見落とす 詰め上がりが浮かび、詰んだと即断して解答を見ると・・・ 神は細部に宿る 逆モーション 退路封鎖の一種だが、意外性が高い。 桑原辰雄「妙義図式」第37番 ▲3... 続きをみる

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  • 【極限早繰り銀】角筋不突の早繰り銀

    プロの実戦より 将棋年鑑を並べていると面白い序盤戦に出くわすことがある。 図がそのひとつ。 先手の広瀬八段の角換わり誘導に対し、永瀬七段がそれを拒否。角筋を開けずに早繰り銀にしたのだ。 これも「極限早繰り銀」の範疇なのだろうか? 初手からの指し手 ▲2六歩 △8四歩 ▲7六歩 △3二金 ▲7八金 ... 続きをみる

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  • 【矢倉】△7三銀型急戦

    後手の理想 先手は▲2五飛と後手の棒銀を牽制して矢倉に組もうとしたが、△4四角~△3三桂で飛車を追って先攻できる。 銀交換できると成功だ。 そして△4四角+3三桂型を生かした攻めがある。 さらに飛車を転回して後手がワザあり。 この後、△3一玉~△5一金と玉を固めてから気持ちよく攻めて快勝した。 上... 続きをみる

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  • 【横歩取り】先手横歩取り拒否

    プロ殺しの▲2八飛 アマプロ戦で先手のアマチュアは▲2八飛と横歩を取らず、図の局面が現れた。 もちろんプロはこの変化も承知していて△7六飛と取って自信を持っていた。 以下▲2二角成△同銀▲7七金△7四飛▲8八飛には△8二歩と受け、▲8三歩△7二金▲8二歩成△同銀▲8三歩△7一銀(△同銀は▲5六角)... 続きをみる

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  • 【横歩取り】△8四飛型の攻防

    横歩取りほど定跡の進歩が著しい戦法はない。 少し前まで大流行した横歩8五飛戦法は、▲7七角~▲6八銀~▲6九玉~▲5九金と後手玉以上に堅牢に囲う対策が有力で衰退した。 実は、その構想は昔からあった。 将棋界の一大epochとなった羽生七冠誕生の一局。 その将棋で、先手の谷川九段の趣向が先手中原玉。... 続きをみる

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  • 【雁木・角換わり変化形】

    5筋位取り 渡辺JT杯覇者の序盤は、巧緻を極めている。 5筋のクライを確保した図の局面は、すでに後手が指しやすい。 放置すれば△6五歩▲同歩△8六歩▲同歩△7三桂と攻める。 そこで広瀬九段は▲5六歩と反発したが、苦しい。 棒銀 開始日時:2022/03/03 12:43:18 棋戦:R対局 持ち時... 続きをみる

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