将棋備忘録

殴り書きの備忘録なので、読みづらい点はどうかご容赦を!

【メモ】

時事

少子化じゃない、少親化だ。(養老孟司)


脳は楽をしたがる。(養老孟司)・・・結論を急がない


「獣医が増えすぎて困るから獣医学部新設を制限する」という理屈なら、弁護士が増えて困るから法学部新設を制限するか?(高橋洋一)


日本は、議院内閣制でなく官僚内閣制(飯尾潤)


中国の台湾侵攻は6年以内(2021年米軍予想)


最新の教科書

小1~2年生の教科書から理科・社会が消え、代わりに「生活科」が登場


最古の人類はアフリカのチャドで発見された「サヘラントロプス・チャデンシス」
約700年前のもの


太平洋戦争の始まりは、マレー半島への上陸と真珠湾奇襲


リンカーンは「リンカン」、マゼランは「マガリャンイス」、ルーズベルト大統領は「ローズベルト大統領」


1リットルは、1ℓでなく1Lと表記


仕事術

仕事は、90分集中して20分休憩するのが良い(ウルトラディアンリズム&ツァイガルリク効果)


マルチタスクよりシングルタスクの方が成果は上がる。


寓話

裕福で力のあるペルシャ人が召使を従えていた。
急に召使が言った。
「今しがた死神と出くわして脅されました。私に一番早い馬をください。それに乗って今日中にテヘランまで逃げます。」
と馬に乗って去って行った。
それから、主人が館に帰ると死神がいた。
「なぜ私の召使を怖がらせたのだ」
死神は答えた。
「驚いたのはこっちだ。あの男とは今夜テヘランで会うことになっているのに。」
(フランクル『夜と霧』)


野球

打者のタイプは4つに分けられる
A型:直球に重点を置きながら、変化球にも対応しようとする。
B型:内角か外角、打つコースを決める。
C型:右翼方向か左翼方向か、打つ方向を決める。
D型:球種にヤマを張る(このタイプは根拠を見つける努力をするとよい)。
(野村ノート)


落合政権でのコーチのルール
「選手が訊いてくるまでは教えるな」
「選手と食事には行くな」
「絶対に選手を殴るな」
(鈴木忠平『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』)


教える!

◆何をどう教えるか

教える前に自分を見直す
雰囲気づくり、常にオープンマインド
まず自己紹介で相手を掴む、次に相手の話を聴く
説明と実習のバランス
詰め込みすぎは逆効果、できるだけシンプルにわかりやすく
重要な20%を教える(パレートの法則)
教えるには段階がある
最初に設計図・目次を・・・まずは浅く広く
反復学習・・・教えた量より定着率
意味・目的・目標を明確にする
相手に考えさせる・・・「やらされている感」は苦痛
事実と意見を混同しない
教えられる側同士のコミュニケーションを図る・・・三人寄れば文殊の知恵
「やってみせて 言って聞かせて やらせてみて ほめてやらねば 人は動かじ(山本五十六)」・・・頭でなく体で


◆話し方

声は大きく明瞭に、話すスピードは速すぎず適切に・・・語尾や文末をはっきりと
間を大切に
表情・ジェスチャーや姿勢・服装に気配りを・・・視線にも気を配る
難しい言葉は避け、効果的な比喩かつ具体的に
数字やデータで根拠を示す
PREP法

  1. point
  2. reason
  3. example
  4. point

◆モチベーションupには?

相手の承認要求を満たすには「確認」と「許可」が大切
遊びの要素を
挑戦する勇気を持たせる


◆リフレッシユ

90分集中して20分休憩
疲れてから休憩するのでなく、疲れる前に休憩


◆鉄メンタル

愚者は恐れを知らない。
勇者は恐れを見せない。


◆為末大【ハマりやすいアスリート】(日経新聞「スポートピア」より)

 昨年は賭博や薬物などアスリートの不祥事が相次いだ。なぜアスリートがあんなことを、という声もよく聞いた。
 アスリートは自らを律し、継続した努力をすることができるはずと思われている。だが、違う視点から見ると、その多くが"ハマりやすい"性質を持つ。トップを目指して十数年も普通では考えられないハードなトレーニングを行う。ふと、これに何の意味があるのかと我に返ったり、飽きたりしてもよさそうだが、優れた選手はそうならない。"ハマっているから"だ。
 フランスの哲学者、ロジェ・カイヨワはその著書の中で、遊びを4つに分類し、深い洞察を行っている。競争(アゴン)、運(アレア)、模倣(ミミクリ)、目眩(めまい、イリンクス)だ。
 遊びは非現実的であり、限定された世界で行われる。カイヨワは遊びは人生を豊かにするが、この限定性が失われ抑制がきかなくなると途端に人生にとって有害なものになると説く。アレアは度を過ぎたギャンブルに、イリンクスは飲酒、薬物へと堕する。
 アスリートだった現役時代、リスクを好み、強いプレッシャーに耐え、ひたすらに没頭することは良いことだとされていた。引退した今ではこの現役時代に培われた(または生来持ち合わせていた)性質は、危ういものなのだと感じている。
 2009年のスポーツ・イラストレイテッド誌の記事は、引退後78%のNFLプレーヤーが自己破産すると書いている。トップアスリートの引退後の人生は必ずしも幸せであるとは言えない。
 何万人もが見ている中で勝負することは、私の経験では最大の興奮だった。あれだけの刺激は実社会にはおそらく存在しない。あの刺激を追いかけ続ければどこに行ってしまうだろう……。練習に没頭できることは、周りが見えなくなってほどほどでやめるというチューニングができない性質の裏返しでもある。
 スポーツの現場は観客にとっても非現実であるし、非現実だからこそ古来、闘技場で人々は熱狂してきた。観客はスタジアムを離れれば日常に戻るが、舞台の上で戦った闘士はいかにして日常に戻るべきか。カイヨワは「立派な遊戯者とは生活の領域と遊びの領域を取り違えない人である」と書いている。
 アスリートは魅力的だがバランスを欠きやすくサポートが必要な存在、という方向に認識を変えるべきだと思う。トップアスリートほど孤独を感じやすい。少しの理解とサポートがあるだけで人生が大きく変わる可能性がある。
 アスリートファーストという言葉に、引退後の人生も含まれることを願っている。かつてのヒーローが引退後どんな人生を歩むかは、社会にとっても影響が大きい。


◆塩野七生『ギリシャ人の物語』が完結

最終巻の主人公は紀元前4世紀のの東方遠征で知られるマケドニアの王アレクサンドロス。
「月並みの将軍はどうゆやったら敵に勝てるかを考えて戦略を立てる。70年前の日本もそう。ところがアレクサンドロスは違う。どうやったら敵が自分に勝つか。まずそれを考え、次にどうしたら敵にそうさせないかを考える。その後で初めて戦術です」。
・・・ひとつの戦闘に負けても戦争に勝つことを考えていた。


◆☆祝★小平奈緒さん! スピードスケート女子500m金メダリストに(平昌五輪)

長野県茅野市出身
スケート部のない高校の同好会で技を磨き
実業団の誘いを断り、金メダリスト清水宏保を育てた結城匡啓監督を慕って信州大学に進学
現在は、治療やリハビリでお世話になった相沢病院(松本市)に所属
会話もままならないオランダに留学して心身を鍛え
スピードスケートW杯女子500mにて15連勝を達成
平昌オリンピック日本選手団主将として重圧がかかる中
スピードスケート女子1000mにおいて銀メダル獲得(高木美帆選手も銅メダルを獲得)
同500mでは、オリンピック新記録となる36秒94のタイムで金メダルを獲得
女性が平地で37秒を切ることは、人類にとって素晴らしい記録
この活躍により、フィギュアスケート二大会連続金メダルの羽生結弦選手と共に国民栄誉賞受賞の声が高い


好きな言葉は、「勇猛邁進」


一番大切にしている漢字一文字は、「輪」※
※平昌オリンピック前の壮行会で、書の武田双雲先生の指導のもと揮毫


愛読書は、「解剖書」らしい。長野オリンピック金メダリストで解剖学を学んでいた清水宏保の影響もあって、背筋に付着している「多裂筋」に至るまで、自分の体を使いこなしている。


彼女を支えるガンジーの言葉は、「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。」



◆弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望 ...を見て思いました。


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「俺はな、丸3日取り組んで来た数学の問題が今まさに解けそうなとこだったんだよ!」
「暗記科目ならまだしもひらめき勝負の数学に3日はかけ過ぎじゃないか?」


 そこでバッティングは理系で守備は文系という話になる。
 バッティングはひらめきで、守備には積み重ねが必要だという事で。


「だけどな、一見文系は時間かかるように思うかもしれないけど、理系は
ひらめかなければ文系より時間を食うんだよ。
 だから「ひらめき」を信じて理系を取るのか、それとも文系で堅実に行くのか
そこで問われるのは決断する勇気と時間に対するセンスだ。」


「だって誰もが一日24時間しかない中、時間があるという奴とないという奴の差は
このセンスの差に他ならない。
常に時間のない俺達にとって最も必要だったのはこのセンスだと思わないか?
試験期間中俺達に必要だったのは素振りや筋トレじゃない。
このセンスを磨くことだったんだよ。
だから どうか 立派な時間の使い手になってほしい。」
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青志監督はおそらく文系なのでしょう。口がウマすぎます。
さらにいえば、理系でないから失職した?


私は思います。守備こそ理系です。
アウトカウントなどの状況判断はもちろん、
相手の打順やフォームを観察し、
こちらのピッチャーの球種やコースによって瞬時に打球を想定し守備位置を判断していく。
これには「ひらめき」が大切なのです。


というか理系・文系となぜ区別するのか分からない。
理系科目だけでなく、文系科目もそれなりに時間かけてセンスを磨くことが必要です。
医学部でも語学の比重は大きいですし、経済学部などは数学が必修。
健全な人間として生きていく上で、どちらも必要でしょう。