居飛車穴熊のルーツ 升田の新手だった居飛車穴熊 居飛車穴熊の元祖というと、先日現役引退した田中寅彦九段の印象があるが、彼がまだ10歳の時に、名人戦という最高の舞台で、大山康晴という最高の相手に対して居飛車穴熊を披露したのが「新手一生」升田幸三実力制第四代名人だった。 ▲7八金か▲7九金か? 升田に... 続きをみる
四間飛車のブログ記事
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【minor戦法】嬉野流「穴熊にこもっているだけじゃ見えない世界がある。」
アマチュア発祥の戦法が升田賞に 将棋は記憶ゲームじゃない。 ・・・将棋には無限の可能性がある。自分さえ納得していれば何を指してもいい。もし負けたとしてもすべて自分の責任。それが将棋のいいところ。 (嬉野宏明さん) 嬉野流(うれしのりゅう)は将棋の戦法の一つ。アマ強豪の嬉野宏明が開発し、元奨励会三段... 続きをみる
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右銀急戦 船江六段が新発想の▲3一飛~▲3四歩で快勝 船江vs都成(王将戦)から取材。 下図の局面は、先手の船江が▲7七角と途中休憩したため一手損になっている。 手損の意図は不明だが、5五の銀は好位置なので先手が成功といわれていた形。 塚田泰明九段が昔、得意としていた。 当時は5七銀左が主流で、... 続きをみる
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先手藤井システム端歩突き越し型 端歩突き越し+居玉急戦が基本 初手からの指し手 ▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲6八飛 △4二玉 ▲1六歩 △3二玉 ▲3八銀 △5四歩 ▲5八金左 △5三銀 ▲1五歩 △8四歩 ▲7八銀 △5二金右 ▲6七銀 △8五歩 ▲7七角 △3三角 ▲4六歩 △4... 続きをみる
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▲6六銀(△4四銀)型 横山友紀新四段の四間飛車 振り飛車に対するAI評価値の低さにもかかわらず、ノーマル四間飛車党の横山友紀新四段が誕生した。 四間飛車がいい戦法でなければ厳しい三段リーグを勝ち抜けない。 AIの低評価には懐疑的だ。 四段になってからの対冨田誠也戦(竜王戦)を調べると、途中での評... 続きをみる
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【対振り飛車】急戦(その3)として右四間飛車戦法を採り上げるが、持久戦の変化を含むことをお断りしておく。 要望が多いのか、右四間飛車の本を良く見かける。 最初に右四間飛車戦法に注目したのは、打倒大山に執念を燃やした故山田道美九段。 数多の本がある中、名著『現代将棋の急所』の果たした功績は大きい。 ... 続きをみる