昭和の中央位取り 「5五の位は天王山」という常識を打ち破った升田幸三 水澄むや 意外に似合う無精髭 よし樹 ヒゲの先生とかヒゲの九段と呼ばれた升田幸三実力制第四代名人。 太平洋戦争では南洋のボナペ島で戦い、餓死と隣り合わせの日常。 「月が通信してくれるなら木村と将棋が指したい」と打倒木村の一念... 続きをみる
升田幸三のブログ記事
升田幸三(ムラゴンブログ全体)-
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受けに自信を持つことの大切さ 若いという字は苦いという字に似ている。 私の将棋は本で覚えた将棋なので、強引な攻めを受け止めるのを苦手にしていた。 そのため、苦い敗戦を幾度となく経験した。 相手はアマ強豪のN森氏(高知県)。 上図の攻めは、本には無理筋と書かれていた変化。 私は喜んで△3五銀と取った... 続きをみる
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居飛車穴熊のルーツ 升田の新手だった居飛車穴熊 居飛車穴熊の元祖というと、先日現役引退した田中寅彦九段の印象があるが、彼がまだ10歳の時に、名人戦という最高の舞台で、大山康晴という最高の相手に対して居飛車穴熊を披露したのが「新手一生」升田幸三実力制第四代名人だった。 ▲7八金か▲7九金か? 升田に... 続きをみる
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升田九段の名角(その1)▲9六角 後手△5二金左型 初手からの指し手 ▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △6二銀 ▲7八飛 △6四歩 ▲4八玉 △6三銀 ▲3八玉 △8四歩 ▲2八玉 △8五歩 ▲3八銀 △4二玉 ▲7六飛 △8八角成 ▲同 銀 △3二銀 ▲7七桂 △5二金右(図) 初手▲5六歩... 続きをみる